「腐らないトリガー」ってなんだ?

どうもー大阪でまったりデュエマやってます、ジャイロです。

前回の更新が1月26日ですか。時間が経つのは早いですね。こんな辺境ブログでも、100人近い方に毎月見ていただいていると思うと更新できなくて申し訳ないなと思うわけです。

前置きはこれぐらいで。

 

今回の話題は「腐らないトリガー」についてです。初めに述べておくと、今回は結論でません。あくまで考察です。ご容赦ください。

シールドトリガーは、デュエルマスターズの根幹を為すシステムの1つだと考えています。トリガーがあるから、ただの殴りあいにならず、遅いデッキにも人権が与えられ、殴るデッキはプレイを問われ、デッキタイプの定義すらされます。

シールドトリガーってすごい!

でも、こうも思うはずです。シールドトリガーってわずらわしい…。

ノーガードで戦うこともできなくはないですが、それは速度があってのお話。遅いデッキは一定数トリガーをいれないと戦うことすらままなりません。(シノビとか0トリガーなどの例外は除いて)

じゃあどんなトリガーをいれようか?ってなるのがデッキ構築の段階ですね。

例えば《デーモン・ハンド》

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デュエマの代表的なトリガーですね。効果はシンプルで1体確定除去。分かりやすくて強いですね。序中盤、隙の無いカードです。強いのですが…捌ききれない打点に対しては有効ではありません。また、大きくテンポを取ることや、手打ちすることもできませんね。これでは「腐らないトリガー」ではないような気もします。

しかし、これらに対してはすでに解答は出ています。

例えば、手打ちするという点でみると《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》があります。
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コマンド持ちでリソース枠の生き物として運用しつつ、確定除去も兼ねるツインパクトの代表カード。ツインパクトって偉大だなぁ。

テンポを取るという点でみると、《凶殺皇 デス・ハンズ》《スーパー・デーモン・ハンド》が。

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同じ効果を発揮しつつ、2000の生き物を場に残せたり、一気に大量の墓地肥やしができたりと、デッキに応じて様々なテンポの取り方が可能です。革命編もスーパーカードもやることやってます。

 

ですが、冒頭に述べた「腐らないトリガー」かと言われると微妙なところ。シールドトリガーとしての腐らなさで見るとスパーク系の呪文の方が1枚上手な気もします。

例えばホーリー・スパーク》

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これまた代表的なトリガーです。相手クリーチャーを全タップし、ターンを確実に得ることができます。相手のブロッカー等もタップできるので攻守が一気に逆転しますね。

しかし、除去をしているわけでは無いのでテンポを取るという点でみると《デーモン・ハンド》系に比べると1段劣るかと。

様々な効果でマルチに戦える《龍装の調べ 初不/ホーリー・スパーク》や、シールドを増やせる《DNA・スパーク》、クリーチャーの《閃光の守護者 ホーリーなど、様々な強みは上げられます。
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確実にターンを返す、という点でみると《終末の時計 ザ・クロック》も似たようなポジションでしょうか。
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ですが、序盤に踏まれると十分に効果を発揮できないという点では、「腐らないトリガー」とは言えなさそう。そもそも手打ちが有効ではないですよね。

じゃあ、序盤に踏まれても強く、手打ちのできるトリガーが「腐らないトリガー」になるのでしょうか?

《フェアリー・ライフ》

《フェアリー・シャワー》

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手札やマナを増やす行為は腐りにくい効果ではあります。

序盤に踏まれても強く、手打ちもできますが、肝心のトリガーとして機能はしてませんね。「腐らないトリガー」を考えたときになんでもできるといいですよね。

なん……

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でも……

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できる………

 

今のは幻覚です。

 

これまでに出た、「腐らないトリガー」としての要件をリストアップしてみましょう。

・確実にターンが返ってくるトリガーが望ましい

・複数の役割があると腐りにくい

・手札やマナのリソース枠を兼ねていると腐りにくい

・確実性

なかなかに険しい道です。

 

以上の要件を満たすトリガーを考えたときに、思い付いたのは《反撃のサイレント・スパーク》です。

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序盤、中盤、終盤と隙の無いカードです。ドローか全タップか効果を選べるという点でもその強さを十分に発揮していると言えますね。

タップする必要の無い場面ではドローとして使え、急場はスパークで凌ぐ。トップから降ってきても2ドローで次に期待できる。個人的には破格の性能だと考えています。

 

友人がよく言う台詞なのですが、

「デッキのしたい動きとして、A,B,Cの動きがある。カードを採用するときは、AとBの動きをするカードと、BとCの動きをするカードを採用することでデッキに幅を持たせられる。」というものがありまして。

グッドスタッフというか、相手の動きに対して動くデッキにのみ言えることなので、全部が全部そうというわけではないのですが、構築を考えるときには意識したいことだよなぁ、と。

まぁ、今のデュエルマスターズは自身の動きを押し付けた方が強いので、今回の考察が活かせるかと問われると微妙なラインではあります。

 

そんなわけで、自分イチオシの《反撃のサイレント・スパーク》ですが、現代デュエルマスターズにおいてこのカードが戦えているかと問われるとうーん……。

《テック団の波壊Go!》《Dの牢閣 メメント守神宮》みたいに振り切った性能の方が今は強いですし…。
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皆さんの考える「腐らないトリガー」ってなんですか?

 

今回の考察はこの辺りで!

以上、《反撃のサイレント・スパーク》が2012年収録のカードということに気づいて「ウソだろ…」ってなったジャイロでした。