NEXT王最強決定戦【1回戦】 フルパワーvsメンデル8投

ZwieLanceさんやりますよ、NEXT王」

その一言から今大会は始まった。


フルパワーNEXT、メンデル8投NEXT、カウンターNEXT、赤単NEXT。

トーナメントで見られるデッキからレギュレーションを越えた今回限りの暴れ馬まで4種4様のNEXTが集った。

現環境でも最強クラスの攻撃力を誇り、故に根強いファンも多い《超戦龍覇 モルトNEXT》。
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ぶつかり合ったときに勝つのはどの《NEXT》か。

狙うは優勝デッキにのみ贈られる最強の称号、『NEXT王』だ。


1回戦は「フルパワーNEXT」対「メンデル8投NEXT」。

「《メンデルス・ゾーン》は最強」、その言葉通りZwieLanceはメンデル8投NEXTを使いこなせるのか、はたまたフェアリーが現環境も最前線で戦うフルパワーNEXTで暴れるのか。

初戦から波乱の予感である。


1本目 先攻:ZwieLance(メンデル8投NEXT)


2ターン目の《メンデルス・ゾーン》からこのデュエルは始まった。約束されたスタートである。唯一違う点を挙げるとしたら"プレイヤー"だろうか。


そう、《メンデル》を先に唱えたのはフェアリーのフルパワーNEXT。


ZwieLanceは嘆きながらもその行く末を見つめる。


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祈りが通ったのか、神の試練か。

軽快なスタートとはうって変わって最悪のスタートになってしまったフェアリー。しかし、フェアリーにはまだとっておきがある


続くターンも《メンデル》を唱えたのはフェアリー。もはやどちらが8投か分からない。

今度こそしっかり2ブーストを決めてターンを渡す。


お株を奪われたZwieLanceもようやく《メンデル》で2ブーストを成功。ここで立場は逆転する。というのも、お互いに2ブースト決めた状態では先攻のZwieLanceが先に7マナ、つまり、《モルトNEXT》に到達する。

対してフェアリーはチャージをしても6マナ。ZwieLanceの《NEXT》は止まらない。


いや、既に言ったはずだ。

フェアリーにはとっておきがある、と。

 

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6マナ全て使い着地したのは《メガ・マナロック・ドラゴン》!ZwieLanceのマナを3マナ縛り次ターンの《NEXT》を許さない。


チャージだけでしぶしぶターンを渡すZwieLance。流石は殿堂カード、その力はいつでも絶大だ。


《マナロック》を使い念願の7マナを獲得したフェアリー。出すのはもちろん《モルトNEXT》!


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スクランブル・チェンジ》を添えて!!


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それだけでは終わらない。言ったはずだ。

フェアリーにはとっておきがある、と。


《マナロック》は攻撃時にもZwieLanceのマナを縛る。そして《ドギラゴン剣》に革命チェンジ!

加えて《バトガイ銀河》も龍解達成!!


殿堂カードに次ぐ殿堂カードに次ぐ殿堂カード。まさにチカラ、フルパワー!!!


「無理だよ…」そう呟きながらZwieLanceは《NEXT》の攻撃を受けた。


1本目:フェアリー(フルパワーNEXT)


「上振れでも何でもない。《フェアリー・ライフ》を引くようなもの。」そう呟くZwieLance

そう、これはマッチ戦。先刻は瞬間の爆発力に屈したものの、《メンデル》8投という最強の安定を手にしたNEXTに死角は無い。ただ、順当に勝てばいいのだ。


2本目 先攻:ZwieLance(メンデル8投NEXT)


「よしっ!」高らかに叫ぶZwieLance。しかし、またしても先に《メンデル》を撃ったのはフェアリーのフルパワーNEXT。今度こそしっかり2ブーストを決める。


対してZwieLanceは3ターン目も動けずにターンエンド。足踏みを続けるZwieLanceを横目にフェアリーは追加の《メンデル》を発動!どちらが8投か本当に分からなくなってきた。


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しかしここで《メンデル》…いや、これこそが《メンデル》と言うべきか。無情にも0マナブーストとなってしまう。

とはいえ、ブーストを1度も決めていないZwieLanceはたったの4マナ。大きなアクションは起こせない……


否、殿堂カードは不可能を可能に塗り替える。


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1本目の意趣返しと言ったところか。殿堂カード×殿堂カードは無限の爆発力を得る。フェアリーのマナは大幅に縛られ動けないままZwieLanceにターンは戻る。

ZwieLanceは手を緩めない。《マナロック》は革命チェンジをして《ドギラゴールデン》となり3点刻む。

フェアリーには5マナしか残っておらず、決定的な3点となってしまった。



ーー


いや、言い換えなければならない。

5マナ"も"残っているという事実を!

フェアリーは3マナタップすると《スクランブル・チェンジ》からの《モルトNEXT》!!


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「《ゴールデン》の3点から来た。」そう述べるフェアリー。まさに決定的な3点と言えよう。

《NEXT》は《バトガイ刃斗》を呼び、《バトガイ刃斗》は《天下五剣》を呼ぶ。さらに龍解、《バトガイ銀河》!!


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《バトガイ銀河》はさらに《NEXT》を呼び、《ハートバーン》を建設完了。

ZwieLanceの盾から捲れた2枚の《メンデル》が全てを物語っていた。


WINNER:フェアリー(フルパワーNEXT)!!


「8枚入れりゃ良いって話じゃねえんだよ…5枚とか6枚とかちょうど良い枚数があるんだよ…」

NEXTの申し子から悲痛な叫びが漏れる。


最強の称号『NEXT王』に一歩近づいたのはフルパワーNEXT。

まだ見ぬカウンターNEXTや赤単NEXTとはどのような激戦が繰り広げられるのか…どんなドラマが待っているのか……

 

動画はこちらから↓

https://youtu.be/q4K1Sz3bh9o

 

記事:ジャイロ