アニメデュエマについて思うところ。

どうもー大阪でまったりデュエマやってます、ジャイロです。

皆さんは日曜日の朝8:30は何をしていますか?プリキュアを見ている人が多いでしょうが、テレ朝の裏、テレビ東京系列ではアニメデュエル・マスターズ キング』が絶賛放送中です。


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DS編になってからCGアニメじゃなくなり、30分しっかり放送中です。このスタイルになってからかれこれ7年目ですか?時間の流れは早いものですね。

円盤化されないことで有名なので軽率に人にオススメできないのが残念ですが、中でも双極編の1年は最高に面白いので機会がありましたら是非。こちらから当時のキモオタ語りも見られますよ。

デュエマアニメのここが良かった - jairo_jの日記

 

さて、本題は2020年4月から始まったデュエル・マスターズ キング』です。十王編に入り、ストーリーも心機一転。誰でも見易くなりました。前年までの設定を知らなくても楽しめます。

 

 

ストーリー

舞台は川越。ライバルキャラの鬼札アバクによって開催された最強のデュエリストを決める大会、キングオブデュエマッチに挑む切札ジョー達。新たに得たレインボーの力とキングマスターカードの力で、1次予選、2次予選を突破していく。

 

ここが良いぞ

CGがひたすらに豪華です。OP、ED、アイキャッチ、何よりバトルシーン、クリーチャー同士の戦いは見ごたえがあります。

前年まではドラゴンを極力出さないストーリー設定だったのですが、今年はたくさんドラゴンが出てくるので更にアクションシーンが映えます。特に、パワー50000の巨体、《大樹王 ギガンディダノス》《勝熱英雄 モモキング》が刀を振りかざすアクションは個人的ベストバウトです。

 

もちろん、《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》《月と破壊と魔王と天使》のようなドラゴンではないクリーチャーもハチャメチャにカッコいいので必見です。

 

ここが悪いぞ

ごめんなさい、長いです。最初に断っておくと、ここを書きたいがためにこの記事を書いているまであります。お気持ち文みたいなテイストなので、合わない人には合わないと思います。一意見として暖かい目でみていただければ幸いです。

 

消えた設定

前年までの設定を知らなくても楽しめます」と書きました。本意は、「前年までの設定が消えている」からです。例えば、ジョーの親友でありライバルであり幼なじみであるキラ君がいます。ジョーの1つ年上だったのですが、『デュエル・マスターズ キング』では同じクラスで机を並べています。時間の概念ねじ曲がってんのか??

ジョーのデッキケースのデッキー、彼の目的はジョーをデュエルマスターにすることでした。前年までさまざまな暗躍があったのですが、今作ではただのツッコミ役です。クリーチャーを生み出すという舞台装置でもあったのですが、いまやツッコミをいれている回数の方が多いです。

 

デュエマパートが短い

回によって異なるのですが、前年に比べて短くなっているように感じます。アイキャッチに入る前には、自然な流れでデュエマが始まっていたのですが今作はなかなか始まらない。どころか、2週間に延びることもしばしば。2週に延びると、1週目の後半~2週目の前半でデュエマをするのですが、2週目の後半が余るんですよ。

重めのストーリーを入れるには丁度よいのですが、(キラとの和解シーンとかゼーロとの決別のシーンとか)物語中盤の中ボスとのデュエマでやるとちょっと中弛みしちゃうかなと。

代わりに増えたのはギャグパート。好みによるので一概にどうとは言えないのですが、ぜーんぶ説明するツッコミは見ていて少し寒いかなって。まぁ、ここは小学生向けのアニメなので仕方ない部分なのかな。

 

敵キャラの魅力が弱い

魅力的な主人公は魅力的な敵キャラから。仮面ライダーセイバーがいまいち盛り上がらないのは敵キャラの魅力が弱いからだと思うのですが、この話はまた長くなってしまうのでいったんここまで。

物語が常に進んでいくと、1話見逃すだけでついていけなくなります。基本的に1話完結のデュエル・マスターズにおいて、話に直接的には関係のない敵キャラとのデュエマは必須です。

ジョー達の強さを引き立てつつ、新カードも紹介して、それなりに強い盤面を作れる様な魅力的な敵キャラ。単発登場だとキャラは弱くなってしまいます。いきなり、「さすがスマイル王国のスマイル王子だ!強いぜ!」って赤白GRビート使っていても魅力的かと言われるとうーん……。

34話に出てきたデュエマの時だけラッキーになるアン・ラッキー君が《ミステリー・キューブ》から《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》を使うのはキャラが立っていて良かったのですが。

ぽっと出じゃなく、何度負けてもへこたれない、意志の一貫した魅力的な敵キャラが必要なんです。

ウサギ団を出せば良かったのでは????

ウサギ団の面白コンボデッキ好きだったなぁ…カバマロってなんだったんだろう。あの3人が勝つ回があっても良かったなぁ。なんでクビにした??

ちなみに、魔進戦隊キラメイジャーは味方も敵も魅力的なので是非。

 

キングオブデュエマッチとは

キングオブデュエマッチは、今作の舞台装置。デュエマに勝つと魂ポイントが貰えます。負けると減ります。一定以上貯めると2次予選に進めます。

2次予選は総当たり戦で、サイキ、コウキ、チョウキという敵幹部3人が勝率高めという情報が出ています。

話は戻って魂ポイントについて、基本的にデュエマに勝つと貰える魂ポイントですが、その魂ポイント上位3名はラジアータ松、ジェフェリー松、ポッテロー松という3兄弟です。ちなみに35話にしか出てきません。

 

分かりにくいと思うのでもう一回書きますね。

2次予選の上位はサイキ、コウキ、チョウキで、デュエマに勝つともらえる魂ポイントの上位はラジアータ松、ジェフェリー松、ポッテロー松です。松三兄弟は1話しか出ていません。

何が起きているんですかね?よくわかりません。

 

主人公のジョーは、アバクに負けるまで2次予選全勝ですが、34話では2次予選抜けの最下位争いをしています。これには理由があって、ジョーが魂ポイントで《キャンベロ》の餌や《モンキッド》のバナナ、《ケントナーク》の飛行機を買ったりしたなどの無駄遣いをしたからです。あとは、32話でコウキに狙撃されたので魂ポイントが減っています。もう何がなにやら。

つまるところ、2次予選抜けは勝利数じゃなくて、魂ポイントなんですよ。新登場の松三兄弟が魂ポイントトップなのに、メインキャラの方が勝率高いし実力も上という認識なんですね。もう何がなにやら(2回目)。

 

因みにポイント5倍デーがあります。魂ポイント詐欺もあります。上のに比べるとまだまともですが、舞台装置としてはガバガバです。

 

ストーリーが薄い

ここにつきるんすよ。さっきまでの総まとめみたいな感じになっちゃうんですけど。

前年までの設定が無視されているから、余計にストーリーの薄さが気になる。デュエマパートが短いから、ギャグばかりが目立つからストーリーが薄く感じる。敵キャラの魅力が弱いからストーリーが薄く感じる。キングオブデュエマッチという舞台装置がガバガバだからストーリーの薄さが気になる。

前年まで、デュエマの背景ストーリーにリンクしてやっていたので、フレーバーテキストを読んで楽しんでいた部分もあったのですが、今作はそれもなく。

クリーチャーを産み出すことのできる主人公ジョー。常に欲望に忠実です。違う、でした。今作は変なノリと勢いで作ったり作らなかったりしています。作らないことの方が多いです。舞台装置としてのデッキーは完全に死んでいます。

自然文明の女王を若くして継ぐことになったももちゃんは出番が無いことに怒るというメタっぷり。今作の途中でデュエマを覚えたシーンはありましたが、なぜか最新話でキングオブデュエマッチに混じっているし。参加してすらなかったろうに。

まっすぐ過ぎる正義に生きてきたキラは馬鹿正直なギャグキャラに。デッキ狩りと称した道場破りをしていた、強さに生きるボルツはいまや負け犬扱い。兄弟の確執を越えて一回り成長したキャップは何も考えていない能天気に。キャラが死んでいるんですよね。

3年間苦楽を共にしたジョーカーズ達も出番に差が出ています。《タイク・タイソンズ》《カメライフ》《ふでがき師匠》は続投。ジョーカーズの要だった《ヤッタレマン》《パーリ騎士》、今までたくさんのピンチを救ってきた《バイナラドア》はクビです。「そのあと~」の効果がナーフされたからじゃないです。チーム切札(火/自然文明)と相性が悪いからです。仕方ないとはいえ、「パンパカパーン」「パーーッッリッ」「ほな、バイナラ」が聞こえないと物寂しさが募ります。

 

さいごに

まぁ色々と書きなぐりましたが、それでも毎週観ているのは事実でして。コロナ渦で収録ができず、5話以降の放送日程のズレなどを乗り越えて今があることは嬉しく思います。

面白い、アツいシーンは無いわけではないですし。最近だと、《モモダチ キャンベロ》《スパダチ キャンベロR》にパワーアップするにあたって「自分でも戦えるようになるんだキャン!」って言ったシーン。SA付与能力から自身がSAになっているのアツかったです。

《勝熱百覇 モモキングReVo》の能力がモモダチ3匹を回収したシーンはカードデザインも相まって演出が激アツでしたね。

さっきも書きましたが、普段はアンラッキーのアン・ラッキー君がデュエマの時だけラッキーになってキューブ捲っているのは見ていて楽しかったですし、殿堂解除されたばかりの《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》を使っているのも販促的に大正解。

最新話のボルツ復活回も良かったですね。《超救命主 タイヨー》の能力がフルに活かされていたデュエマは見ていて迫力でしたし。最近のお話は当たり回が多い印象。

まぁ、なんだかんだで楽しんでいるんですわ。年の瀬ですし、思ったことはぶちまけて清算しておかきゃなぁって勝手に思った次第です。

来週から新展開みたいですし楽しみなのは事実なんすよね。

 

今回はこの辺で。来年もよろしければブログをお願いします。ではでは(*・ω・)ノ~